松下電器のV字回復を支えた原動力の一つがデザインであることは意外に知られていない。著者はこれまで松下製品に対して「安心だけれどかっこよくない」というイメージを抱いていたという。ところが、最近気がついてみると、なぜか「ナショナル」や「パナソニック」の製品を好んで購入している。なぜか? ここで著者は、はたとその秘密がデザインの変化にあることに気づく。こうして著者は、松下のデザイン戦略を担うパナソニックデザイン社の取材を始めることになる。
大ヒットしたパソコン「レッツノート」や「斜めドラム洗濯乾燥機」が、その機能と相まった斬新なデザインを採用したことは記憶に新しい。パナソニックデザイン社の出現によって、明らかに大きな変化が起きている。それは「技術からデザインへ」というパラダイムシフトといってもいいかもしれない。デザインがいかに購入意欲と結びつくか。今後のトレンドを見通す上で価値ある一冊である。
僕は基本的にこういう系の本を読まないタイプなんですが、なんかまわりの人間どもが「イイ!」とか言ってたんでニコタマのBook1stで買って読んでみた。
ぺぱぼ的にはサービス別に分かれているんで今のままだとなかなかできないんだけど、落ち着いたら何かしらアクションをおこさナイト!(夜の騎士という意味ではありません)と思えるようになったので、それなりにためになった本。